ここには平成13年9月議会一般質問における、田中信行の質問と知事の答弁の詳細を掲載いたします。

モノレール問題について

 私は若葉区選出の議員であります。今もモノレールのマスタープランを信じ、いつの日かは自分の街までモノレールがやって来ると待っている大宮団地や多部田・その他マスター計画沿線の住民の深い思いを承知している一人であります。また星久喜以遠についても、建設の施行主体はどうであれ、県市の協力でモノレールの環状化の実現を願うものでもあります。大変な事態になりました。私は、このモノレール問題を新聞報道ではじめて知らされました。確か6月議会で重点プロジェクト総点検事業の予算の5,000万円を可決する際にも、具体的なプロジェクトの項目はあがってはいませんでしたから、まさかの突然の新聞報道で、しかも、かなり県の方針を明確にした論議が、知事と市長とでされているとは、思いませんでした。まさに唐突にでて来たものと言わざるを得ません。

以下お伺いいたします 

1.現在、重点プロジェクト総点検事業をチームで検討しているとの今議会の知事答弁がありましたが、私は、モノレール事業こそ過去20数年にわたり、千葉県長期ビジョン・数次の5カ年計画を経て、建設費の県費だけでも868億円を費やした、県の重点プロジェクトのひとつと位置づけられる県市共同事業だと確信しておりますが。なぜモノレール事業を見直しをするならば、この重点プロジェクトの総点検事業の項目として揚げ検証しないのか、伺います。
 また知事答弁にもあったように累積赤字や県負担の増加が見込まれる県関係交通機関がありますが、それらを関係所管で対比作業や検討作業を行った結果、このモノレール問題だけが提起されたのか、それとも知事一存でなされたのか、伺います。


2.知事と市長とのやり取りの経緯についてであります。

 5日に同僚議員による新聞報道の内容の確認がありましたが、知事は「選挙が終わるのを待って、新しい首長どおしで会い、専門家を入れ見直しをすべきものと一致した。費用対効果も重要である・政令市になってから9年もたつたのだから市が建設すべき、(計画の)半分くらいは協力させてもらう」正確ではありませんがこのような表現であったと思います。言葉は柔らかく、優しいものですが、新聞報道を加味して整理をしてみれば、「 今後は、専門家を加え事業の見直しをしていこう、しかし知事の考えとして、経営悪化の中、新たな事業への資金の投入はできない、また協定はあるもののモノレール事業は本来政令市たる千葉市がやるべき、県庁ー千葉寺間であるならば共同事業で行うが、」との提案がなされ、その後の会合で市長から「受け入れられない」旨、伝えられたとしています。

 ほぼ結論とも言えるスタンスでの、話し合いは受諾か拒否だけであります。結論ありきでは、正常に互いの立場を尊重しあった話し合いとは言えません。 知事の提案をまず白紙撤回し、無条件で累積債務問題・今後の経営のあり方、さらにモノレールの将来と新たな県市の役割ついて話し合うべきだがどうか。


 3.次に、55年に県市間で取り交わされた「基本協定」と政令市移行時の「引継書」の取り扱いであります。

 私は、協定も覚え書きいわゆる約束や取り決めは、当事者間の合意があれば変更、廃止があって当然と考えます。しかしながら合意がなければ大変重いものと考えておりまし、ましてや県と市町村との関係では尚更であります。

 知事は常々「千葉主権」唱えられておりますが、千葉県主権ではないはずです。千葉主権とは、千葉に住む地域住民が主体であると理解をしております。地域住民が構成する市町村議会や市町村は、県の下位機関ではなく、また協力や理解を求めるだけではないはずです。互いの立場を尊重しあったパートナーであるはずです。協定はパートナーとの相互信頼の証であります。平成12年度の実績で、都市部内だけで県と市町村との新たな協定・委託・覚え書きの件数は、111件、他の部局の係わるのもの・過去に取り交わされたもの、また先日知事答弁にもあった「成田空港を軍事利用しない取り決め」のように地域住民との取り決めを含めば、大変な件数となります。協定も理由があれば反古同然の扱いをして良いのでしょうか、伺います。

 またこのような知事の発言は、県内の市町村関係者に多大な影響を与えたと考えますが、知事はどう思われますか。


 4.今、平成13年度モノレール延伸部の予算化が注目されています。県に内示された国庫補助3億8,325万1千円と市負担分2億4,660万7千円と市と同額の県負担分の合計である、予算計上予定額8億7,646万5千円を県が予算化をしなければ、事業を始められないわけであります。知事は、予算案として今議会も上程しておりません。知事は、どういう条件・環境がそろえば、予算議案として提案するのか、また条件・環境がそろわなければ、今後も事業のストップを続けるのか伺います。

 さらに、知事はこのモノレール問題について、今後どのように取り組んでゆくのか伺います。