今だからこそ「水基本法」の制定が必要です。
2006/7/25


 私は、千葉市議時代から、硝酸性亜硝酸性窒素による地下水汚染について汚染実態と環境への負荷について議会で訴えて参りました。
今日にいたって汚染原因の一つであります畜産排水の規制は少しずつですが改善されてきてはいますが、千葉県全体の汚染実態ですら地域によって調査にばらつきがあり、十分な汚染原因の解明までは程遠い現状といえます。
 近年いろいろな地下水汚染が指摘される中、飲用地下水の不適原因において大腸菌・細菌に次いでこの硝酸性亜硝酸性窒素汚染が多く検出されており、この若葉区も例外ではありません。すでに地下水は優良な飲用水とはいえない今日、若葉区内の水道の未供給・未普及地域では簡易水道・住宅内井戸水だけに飲用水を頼っている多くの市民がいる現実があります。
 いま世界では、水の問題は大きな政治課題になり、今年3月にメキシコで開かれた「世界水フォーラム」では、世界水会議(WWC)のフォション議長が「水の不足や低品質の水による死者は、全ての戦争の犠牲者の10倍に達する」と表明し、さらに水問題における地方自治体の役割の重要性を初めて盛り込んだ宣言を140カ国の代表が署名したとの報道がされました。
 
  我が国の水行政は、地下水・表流水の水質、生態系、廃棄物、浄化槽は環境省、水資源、河川、下水道は国土交通省、水道は厚生労働省、工業用水、水力発電(ダム)は経済産業省、農業用水は農林水産省と縦割り管理です。そのため水関連法令も各目的のみで作られており、水環境や水循環の視点からは諸施策に一貫性を欠いている現状といえます。
 水環境や水循環を基点に総合的な政策が必要です。さらに、国・地方公共団体・企業・市民の役割と責任を明確にし協働する事も大事です。
そのためにも「水基本法」の制定必要と考えます。