余剰工業用水の上水道への転用について
2003/6/19


千葉県が国への来年度予算要望に、余剰工業用水の上水道転用に伴う浄水設備等の整備に必要な国庫補助金を、予算要望の項目に加えました。
 具体的には、長柄ダムの県営工業用水水源の余剰分を県水道局が貰い受け、千葉市向け上水道水源として供給。県水道局は、江戸川から取水している水源を北千葉広域水道事業団に給水するものです。農業用水も含めて水の利用は今までの権原等の見直しが迫られていると思います。


<参考資料−1>

県保有水の活用見通しについて
(平成15年2月定例県議会における質疑応答要旨)

「需給見通しから工業用水で余剰水と見込まれる房総臨海地区工業用水の県保有水を水道用水に転用することにより、都市用水の水需給は概ね均衡が図れる見込みとなります。
また、県では平成13年度の思川開発事業の見直しに際して、千葉市と北千葉広域水道企業団がこの思川の事業で必要としていた水量を減量し、県保有水の活用を前提として調整を行ってきました。
しかしながら、県保有水の取水地点は長柄ダムで、一方、北千葉広域水道企業団は江戸川での取水が前提となることから、この調整を図るため県営水道を介することとし、県営水道が県保有水を取得して、江戸川で取水可能な水源を企業団に融通する三者問の水源調整が必要となります。
この水源調整は、5つの水源施設が関わり、関係省庁などの関係機関が多く、国庫補助金等の多額の資金確保が必要となるなど、全国的にも事例がなく、協議が難航しておりましたが、概ね関係機関の了解を得られる状況となってきました。
今後とも県保有水の早期の活用と安定給水の確保に向けて努力してまいたいと考えております。」との見解が議会で示されました。


<参考資料−2>

用途間転用と地域間水源融通

1.用途間転用

(1)千葉市は、房臨水源の霞ヶ浦開発と房総導水路の0.351m3/秒を転用により取得する。
(2)一方、県水道局は、北干葉(企)への水源融通を行うため、房臨水源の川治ダムと房総導水路の1,349m3/秒を転用により取得する。

2.地域間水源融通

県水道局は、用途間転用により確保した水源量相当を北千葉(企)に譲渡する。なお、譲渡する水源は、江戸川で取水可能な渡良瀬遊水池を0.505m3/秒、及び奈良俣ダムを0.844m3/秒とする。


「概念図」